今日は女性団体の研修会
名護のまだ先、古宇利島の隣にあるライ病の隔離施設愛楽園と、創価学会の研修施設を見学しました。
青い海に浮かぶ美しい島の3000坪の敷地に、赤瓦の新しい施設があった。
ハンセン病は遺伝性の病気ではなく、ゆるい伝染病だそうです。
体力のある人は菌が付いても感染しないけど、生活環境や栄養状態が悪いと感染して徐々に発症、副作用として、骨や皮膚が溶けたり曲がったりするそうです。
昔の沖縄はハンセン病が発症する条件が揃っていた。
発症が緩やかなので、いつ感染したかわからず、一旦発症すると薬の副作用で急激に外見の変化が現れる。
見た目から恐ろしい遺伝性伝染病と思われてしまった。
村八分にされて、海辺のほったて小屋なんかに隔離されて酷い生活になり、益々病気が進む。
戦争が追い討ちをかけた。
仕事にも就けず、収入はないからもの乞いして生きるしかない。
敗戦で外国人が入って来たとき、そんな人達が巷にいると国の恥だと言われて隔離政策がとられ、強制的に隔離された。
一生を人目に付かない収容所での暮らしを強いられたんだって。
その収容所も酷い所で、人として扱ってもらえなかった。
遺伝性じゃないと解ってからも、薬を処方するのは療養所だけだったの。
治ってもなんらかの後遺症があるから、偏見で結婚もできず、遺伝性でもないのに子どもを持つことも禁止されたんだって。。
療養所で運良く産まれた子どもも、死産として処理されたんだって。
酷い話しだよね。
今、愛楽園には1400人の元患者がいて、平均年齢は84歳。
年間10人以上が高齢で、亡くなる。
キレイに整備された施設だけど、悲しい歴史を引きずって生きてる人が、まだ1400人いるんだね。
その家族もさらにたくさん。
隔離施設の人も、戦争でたくさん亡くなったけど、糸満の平和記念公園の平和の礎に記号された人は10人もないんだって。
あれは遺族の申告で記号されるのだけど、家族はハンセン病を隠したいからね。政府も県も見て見ぬふり。
日本にはもう60年間にもハンセン病は出てないけど、世界中では今も10万人以上のハンセン病患者がいるんだって。
東南アジアにはまだ劣悪な環境で暮らしてる人がたくさんいるから、ハンセン病にかかる人がいるんだって。
過去の病気じゃないんだね。
創価学会の研修施設は返還された基地跡に造られたけど、核爆弾発射台がそのまま残ってたの。
最高強度のコンクリートの建物だったから、普通の解体工事ができなかったのね。
だからバレたんだけど~
占領下の沖縄に、広島に落とされた原爆の10倍の威力のある核爆弾が8基も設置されてたわけ。中国向きに。
戦争になれば、中国が参戦するから、先制攻撃のために中国向き核爆弾が設置されたって。
8基は中国の主要都市に照準をあわせてあった。
コンクリートの建物はそのまま発射台で、照準に合わせた傾斜がついてるの。
今は展示施設になって、爆弾のレプリカが置かれてる。
この施設は日本人より中国人がよく知ってて、中国人見学者が多いんだって。
あと15分でボタンが押されるところまで緊迫した事があった。
押せば2時間で中国大陸に到達する。
もし押してたら、即、察知されて報復爆弾が雨のように飛んで来るから、基地の米軍にも逃げ場がない。必死の覚悟だよね。
広島の10倍が8基だからね、沖縄は島ごと破壊されて無くなったでしょう。
恐ろしくて、毛が立つ!
もっと怖いのは、そんな施設があることを沖縄の人には何も知らされてなかったってこと。
占領下にある沖縄人に知らせる義務はない。
でも、日本政府は知ってたのかしら?
際どい所で沖縄は生き残り、世界核戦争は回避された。
ショックだった!
日本が手出しできない基地の中、今はそんなモノはないといえるのかしら?