嫌いは依存心の為せるワザ
玄関の植栽のバラ
とても育てやすいミニバラです。
剪定枝を挿しておくと、かなりの確率で根付きます。
私とこの土地に相性抜群みたいです。
以前、石垣から1、2ヶ月に一度通って来ていた頃、嫁が言いました。
「お母さんの植えたバラが咲きそうですよ。お母さんが来ると花が元気になるみたい」
おばあちゃん大好きの孫と、気の良いむすこ夫婦と、花迄が私を待っていてくれる。
嫁の言葉が、どんなに嬉しかったか…
バラの株は大きくなり、挿し木で増え、娘宅にもおすそ分けしました。
今年もこんなにキレイに咲いています。
優しかった息子夫婦と同居して2年半
どこで何を間違えたのでしょうね。
「おはよう」にも「おかえり」にも返事さえなくなった。
一度だって意地悪した覚えも、注意も文句も言った覚えもないのに、嫁さんにすっかり嫌われてしまった。
息子の態度もつっけんどんで、声をかければ喧嘩腰の返事が返って来る。
今は声をかけるのもはばかられ、息子一家が在宅の時間帯は、顔を合わせないように部屋に閉じこもるしまつ。
みんなが出かけた後、台所へ行って食事の準備をする。
母の日も、一言の会話もなかった。
日中はサークルや友人達と出かける機会があるし、電話やメールをくれる友人もいる、娘も気遣ってくれるから、精神は保たれているけど、このまま年取るのはキツイよね。
今朝、スピリチュアニストの江原さんのブログでこんな言葉を見つけた。
「嫌いは依存心の顕れです」
「自分に都合の良い依存心が嫌いを作っていませんか?」
別居なら気にならなかったことも、同居すると我慢ならなくなることはある。
夫婦関係なら解消することはできても、同居を始めてしまった親を追い出す事はできないだろう。
私が頭金を出して家を建てた事が、息子夫婦の心の重しになっているのは明らかだ。
ならば、どうする?
私が全部捨てて出ていけばいい。
行く場所はある。
年老いた実家の母も、母の生活の見守りに自分の家族を残して同居している妹も、私が行けば助かるだろう。
でもね、私の心の平穏はどうなる?
自分のエゴだと思いながらも、割り切れない自分がいる。
by isozineko | 2018-05-15 11:34 | Trackback | Comments(4)