スミレの種の不思議
2月初め、家の角で白いスミレを見つけました。
いつも種を取ろうと思うのだけど、いつの間にか弾けてしまいます。
昨日、種の袋に筋がはっきりして粒の形が分かるようになっていました。
そして、今日の昼、天気もいいしそろそろかと見に行ったら白っぽくなっています。
茎から摘んでコップに挿しておくと、昼過ぎには3つに割れました。
さて、いよいよ種が弾けるはずです。
やがてピチッと微かな音がして、種が1粒ガラスに当たって落ちました。
薄茶色で1ミリもないような種でゴマ粒に似た形をしています。
3粒飛んだ後は動きがありません。
昨日今日と薄陽がさして暖かく、窓を開けても家の中ではほとんど風の流れが入らないのです。
掃きだし窓を開けて風を通したら、種が弾け始めました。
鞘がすぼまる勢いで、小さな種が押し出されるのだけれど、その鞘はしっかりと種を挟み込んでいて、指でしごいたくらいでは落ちないのです。
結構な圧力で閉まるようで、ガラスに当たって弾ける時にはピチッと小さい音が聞こえます。
動画に撮ろうとしたけど、鞘から打ち出される音は聞こえないので、気づいたら飛んでいて撮れませんでした。
2時間かけて、35、6粒を拾いました。
多分後10〜15粒はあったはずですが、探せませんでした。
20センチから5、60センチ先まで飛んでいたけど、まだ遠くへ行ったかもしれません。
植物が子孫を残す仕組みって、こんな小さなスミレでもすごいのですね。
やっと念願が叶ってスミレの種の飛ぶところを見られました。
集めた種は、トマトの簡易温室の空き場所に撒きました。
白スミレがたくさん咲いたらいいな〜と思っています。
by isozineko | 2016-02-14 16:49 | Trackback | Comments(4)
園芸種のビオラは落ち種で結構増えるようですよ。