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旧正月の十五夜と十六日祭

17日の夕方、ようやく晴れた空にまん丸お月さんが上がっていました
旧暦の正月十五夜です
何かと忙しくて、気付いたときにはもうだいぶ上に来ていました
いい月だなあ…
連れがいたので漁港へ月を見に行きました
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小学校の東の防波堤のところで写真を撮っていると、中学校のPTAの車が回ってきました
護岸のあたりで、中高生がたむろして飲酒をしたりタバコを吸ったりしていないかと見回っているんです
いい大人が北風の吹く護岸で、暗い海に向かってカメラを構えているのは奇妙な光景だったでしょうね
ISO感度800で撮ってみました。
実際はこんなに明るくはありませんが、護岸に打ち寄せる漣に月の光が反射してとてもきれいなんです。
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寒いので、(といっても13度くらいはあったでしょうか)早々に切り上げました

翌18日は、あの世の正月といわれる十六日祭
別名お墓の正月
企業は休みになるところが多いし、学校も半ドンで、みんなご馳走を持ってお墓へ行きます
昔風の亀甲墓は少なくなりましたが、墓の庭は健在です
ゴザを敷き、家族や親戚が集まって墓の庭で大宴会をする日です
見えないご先祖様も出ていらっしゃって、子孫打ち揃ってご馳走をいただくのです

うちも子どもらが小さいころは家族連れ立って本家のお墓に行ったり
舅や姑が亡くなってからはウチのお墓で遅くまで来客のお相手をしたものです
あのころは暑くて日に焼けた記憶があるのに、今年の寒いこと
お墓にご縁がなくなり、子どもらも島を離れ、もう十六日祭をすることもありません
縁者のない私にはいつもは淋しい日ですが、今年は2軒から ご馳走のおすそ分けでお呼ばれしました
お腹いっぱいになって帰ってきたら、又別な方から電話
  ご馳走にありつきましたか?
親戚縁者はなくても、そんなふうに気遣ってくださる方たちがいて、うれしいです

by isozineko | 2011-02-19 19:50 | 季節便り | Trackback | Comments(0)