食うに困らぬ福の神
21、2年前、リュウボウの北海道展で出会ったのが20センチ程の素朴な木彫り、蕗の下の神さまコロボックル
2体あって小さい方だった気がするが、25000円と高かった。
当時は自分も時間給の非正規雇用、長男も大学生で2人の送金で大変な時期だったのに、よく買ったものだ。
その後、娘は無事大学生になり、卒業後に出会った彼と結婚して子供ができ、素敵な家を建ててからも、コロボックルは娘と一緒に引っ越して台所に飾られた。
何度か、そろそろ返してくれないかと言ったが、娘は首を振る。愛着があったらしい。
先日、留守番に行った時、台所の棚で埃をかぶっているコロボックルを見て、ウチに連れ帰ることにした。
「年金暮らしになったし、今からは私に必要じゃない?」
娘は渋ったが、埃をかぶっているのを見られた手前、強くも断れなかったらしい。
綺麗に磨いてサッサとバッグにしまった。
ウチの台所のカウンターの隅に置いたら、長男から余計なものは置くなとクレーム
食うに困らない守り神だから、台所がいいのだと言っても、ぜひ飾りたいなら自分の部屋へ持って行けという。
おかえりなさい。食うに困らない守り神
20年も前のものと思えないくらいつやも良くて、ひょうきんな顔で立っていらっしゃる。
by isozineko | 2016-10-19 13:08 | Trackback | Comments(2)
私たちには馴染みの神様ですが沖縄のisozinekoさんが
どうしてこの像を持っているのか…、北海道のお土産?なんて思っていましたが
そういうわけだったのですね。 でも25000円は高いですね。
こういう木彫りの価値は知りませんが考えちゃうな…、どのくらいの大きさなのですか?
今まで娘さんを見守ってきたのです。持ち主のisozinekoさんの番ですよ。
もう50年くらい昔ことですが小学校の学芸会で妹がこのコロポックルを主役にした
お遊戯に出たのです。どういうわけかこの時の歌を私が覚えてしまって
今でも一部ですが覚えているのです。
♫〜 コロポックル、コロポックル…
コロポックルはアイヌの神さま♫〜
その後はおぼろげなのですがちゃんと歌うことができるのです。
コロポックルはアイヌの神さまです。
これからもisozinekoさんを守ってくれますよ。
アイヌの衣装を着た方が自分で彫ったものだと言っていました。
黒い木の熊などもありましたが、なぜかコレが気に入ってしまいました。
外は白っぽくて、芯がこげ茶の木です。
那覇市内のデパートで、日本各地の物産展をしますので、楽しみなのですよ。
総じて高いですね〜これは20cmくらいです。