仕出し弁当にみるホテルの姿勢
3日間のコンクールで、毎年、審査員の昼食用に市内の大手ホテルから仕出し弁当を取る。
会社の付き合いもあるから一社からばかりとはいえず、いつも3日間別々のホテルを使う。
中身の見た目や値段が似たり寄ったりだけど、対応に格段の差があった。
初日Nホテル
蓋つきの塗り箱入り。汁椀に具をセットして、寸胴鍋に赤だし味噌汁、温めるためのカセットコンロとおたま付き。
10人分に割り箸とお手拭きが12人分。
20年も関わっていると、箸が割れたり不足したりもあったので、届いたらチェックする。
念のため、割り箸と爪楊枝は準備しておくが、さすが老舗全国展開ホテル、不足の事態にも備えていると感心。
2日目地元資本のMホテル
蓋つきの塗り箱、汁椀、コンロ付きは同じ。
寸胴鍋に汁がなみなみと入っていて、裏方迄赤だし汁のお相伴をさせてもらえて嬉しい。
箸とお手拭きはお約束の人数分。
ところが、まさかの自体発生!
いざ先生方が蓋を開けてから、刺身の醤油がないと言われて青くなった。
そういえば、去年はお醤油さしが付いてきたよ。
ああ、気づかなかった!
会館の職員に借りようと思ったら置いてない、2階の食堂は休業中、同僚に大至急コンビニに走ってもらい辛うじて用を成した。アセアセ!!
今後は数だけじゃなくて、中身のチェックもしなきゃいけない。
さて3日目、外資系大手Iホテル、
要は中身で見た目はどうでもいいのかペラペラのプラスチック箱。
お手拭きはなくて、割り箸と紙ナフキンが人数分。
汁は白い発泡スチロールの大きめカップの底に豆腐とアーサ少々。
汁は1リットル入るかな?という小さいポット1こ。それも傷のあるお古。
カップは300cc入りそうな大きいのにこれで10人分足りるの?
しかも、ポットを回収しないといけないから、今すぐ汁を注ぐと言う。
え〜!まだ11:00、審査の進み具合で食事時間が決まるから1時間以上間があるかもしれないし、冷めちゃうよ。
配達に来た制服の兄ちゃんは、今日は回収する人がいないから持ち帰ると言う。
終わったら私が責任を持って返しに行くからとお願いして、ポットを置いて行ってもらった。
案の定、昼食は延びたよ。
さて汁を注いだら、大きなカップの半分もない。やれやれ!
ちなみに、1日目と2日目はから容器は搬入口に出しておき2時ごろには回収に来ていた。
Nホテルは挨拶して持って行った。
Mホテルにはお醤油がなくて困ったと大きめのメモ書きを付けておいたが、回収の人の挨拶なし。
Iホテルには、一段落してからポットを返しに行った。
フロントに届けるよう言われていたので、一番端っこにいた兄ちゃんに事情を説明して古いポットを差し出した。
その兄ちゃんは、にこやかに「ああそうですか」で終わりだった。
「わざわざありがとうございます」だろ!
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by isozineko | 2014-06-16 11:16 | Trackback | Comments(4)
究極は、心がこもっているかだろうと受け止めました。
細やかな心配りの有り無しで、ずいぶん印象が変わるものですね。一時が万時だろうと思いました。