十六日祭は雨

昨日は、旧暦の1月十六日
沖縄では後生の正月という十六日祭の日でした
会社も休み、学校も午後から休みになります
重箱にご馳走を詰め、餅や泡盛や果物などのお供えを準備して午後から一族が墓前にそろいます
亀甲墓の前の4畳半から6畳ほどの前庭でそれらを広げて
あの世の住人と一緒にご馳走を食べ、酒を酌み交わして日が暮れるまで楽しいひと時をすごすのです

ご馳走の中身は昔は各家庭の手作りでしたが今は仕出しが多いかも
紅白のかまぼこ、てんぷら、厚切りの豚の3枚肉煮しめ、飾り切りのこんにゃくやゴボウ、大根などの煮しめ、
揚げ豆腐、昆布巻き、オオタニワタリの炒め煮などを色とりどりに9品詰め合わせます
波型に模様をつけたらくがん、ナントゥという昔風の蒸し餅や子供達の好きなカップケーキも、オレンジやりんご、バナナなども盛りだくさん

皆それぞれの家の墓に集い、当主は親戚の家の墓を挨拶に廻ってご先祖との親交を深めます
一族がそろう十六日祭は親族の絆を確かめる日でもあります
ウチでも昔は子供達が小さい頃は本家の亀甲墓に参り、親戚の子達と顔合わせをして遊びまわり、凧を揚げたりしたものです
今でも十六日祭は盛大ですが、線香を上げて一通りの儀式が済むとそそくさと帰ってくる家庭も増えて、懐かしい風景も少しずつ廃れてきたような気がします

昨日の十六日祭は小雨で寒い1日でした
墓庭は青天井ですから、益々墓前にそろう家族は少なかったでしょう
昼前、ご馳走のおすそ分けを持ってきてくださる方がいて、私もご相伴にあずかりました
夜、ダンスサークルの帰り10時過ぎにスーパーに寄ったら、
お惣菜コーナーに飾り箱入りの十六日祭のご馳走が1つ売れ残っていました
5500円の札がついて1000円に値下げされているのに見向きもされていません
箱ごと冷凍して娘に送ってやろうかと、ちらと考えて止めました。
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by isozineko | 2012-02-08 17:41 | 季節便り | Trackback | Comments(2)

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Commented by にいにい at 2012-02-09 14:27 x
亀甲墓のイベント、テレビで観たことがあります。先祖を大切に思う習慣は、自分が生まれ此処に居ることの意味より、現世での利益、多くの情報に毒されてしまっているからでしょうかね。シンプルな生活をしていた過去に戻れませんが、幼い子らに引き継ぐべき行事は残したいですね。 お嬢さん、関東の味に馴染めたのでしょうか? 僕は未だに馴染めません。自炊で関西人を鼓舞しているんですよ。
Commented by isozineko at 2012-02-09 16:11 x
十六日祭(ジュールクニチー)は沖縄の離島で盛んなようです。
本島では、もう少し後に、似たような行事で清明祭(シーミー)というのがあります。
私が関東の出ですから、ウチの味は沖縄と関東のいいとこ取りです。
沖縄の郷土料理も作るし、私自身食べ物には素材も味付けもほとんど抵抗ないです。
娘は年末に沖縄そばが食べたいといっていました。