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今週のとんぼ玉覚え

今週のとんぼ玉はバレンタインにちなんでハート
見本は水色の玉にピンクのハートだったが乳白を使ってみた
優しい感じになって、まずまずの出来だが、ハートの切込みの力加減がが難しい
来週は先生が御用で休みというので、冷ました玉を引き取りに行った
3個作ったから、ストラップにして嫁と娘のバレンタインプレゼントにしようかと思う
今週のとんぼ玉覚え_c0064389_19191442.jpg


乳白をやや小さめに玉にする
下玉をタイヤにして冷まし、グリップさせてから再度暖めて整形すること。
硝子をいじる回数が多いと表面が荒れる。基本が大事。手早く丁寧に
ソーダの白で互い違いに4つの点を打ち、あっためてつぶす
その上に同量のクリアの濃紺を重ねて暖め、ほぼ平に転がす
更に同量の白で点を打ち、つぶした上にピンクをやや多めにのせてつぶし、溶かし込む
玉が熱くて点が冷めた状態で押し込むように転がすこと
ピンクは火で色が飛びやすいので注意
平らになったら全体を熱して、目打ちの先端で点の中央を通る放物線を書くように切り込む
点の中央で力を抜き次の点の手前で力が入るようにイメージ
玉が冷めていると目打ちの線が黒く残るので注意
全体を熱して整形し15秒置いて除冷

紺の和玉は前の週の作品
クリアの紺で小さめに下玉をつくり、クズのレースをランダムに巻く
レースの形状をつぶさないように火の力だけで溶かし込んで下玉を整形
先に作っておいたムリーニをランダムに埋め込む
レースの白が重なったところだとムリーニの紺が際立つ
下玉が紺の多いところだとムリーニの白が際立つ
ムリーニは大小を混ぜて少なめに使うほうが下地のレースが生きる
ムリーニを暖めてつぶし、下玉が柔らかくてムリーニが冷めた状態で押し転がす
少し出た状態で1個ずつ暖めて中央を目打ちで突く
全体を暖め、ムリーニが下玉に馴染んだら整形して18秒置く
2個目はムリーニを欲張って入れすぎたので、せっかくの2色のレースが生きなかった
花はほどほどにすべし

by isozineko | 2012-02-03 19:19 | とんぼ玉 | Trackback | Comments(7)

Commented by kattyan62 at 2012-02-04 17:43
ブルーのトンボ玉が良いですね。名石にある菊花石のようで好きですねぇ〜
制作の過程は、かなりの昔にNHKのシリーズで観たことがあり、ビデオに録画してあります。みっちゃんの遺品になってしまいましたけどね。
Commented by isozineko at 2012-02-05 12:20 x
ありがとうございます。ブルーのは手間が倍かかっています。
私もこの玉は色合いもうまくいったなあと思っています。
何に仕立てましょうかね、チョーカーって感じではないような?
NHKでとんぼだまの制作をやったのですか?趣味悠々とかでしょうか。
見たいですね。再放送ってないのかしら。
Commented by taro012345 at 2012-02-06 13:35
トンボ玉、作品一覧みたいですね。ネット販売も手ですが、陶芸など手作り作者などと室内フリーマーケットを開催して制作過程など紹介しながらみてもらったら、喜ばれそうです。
Commented by kattyan62 at 2012-02-06 15:16
NHKアーカイブスであるようです。しかし、NHKのアーカイブスを観るのは有料でしてね、毎月980円で観放題だったかと記憶しています。清算にはカードオンリーなので加入していませんが、いまだに案内が送信されてきています。 
日本のガラス工芸とか、芸術品の権威の人が現存する作品の制作過程を映像化しています。映像の多くをビデオ録りしてありますが、他の映像が入っていたりしています。
NHKアーカイブスで観る事が可能なようですよ。
トンボ玉だけでなく、多くの過去の芸術品の復元なども手掛けて居られます。
ブルーのに大きめの穴を明けてあったら帯留めになるような気がします。素敵な飾りになると思うのですが如何でしょう?
Commented by kattyan62 at 2012-02-06 15:22
追伸 滋賀県の琵琶湖の東端に長浜って所がありましてね、そこでの町起こしが黒壁だったかと記憶しています。そこにはガラス工房がたくさんあって、トンボ玉を制作している小さな専門店がありましてね、みっちゃんのお気に入りが二万円もしてさ、先生と呼ばれる人に交渉して15000円で購入したことがあります。遺品を整理していた頃にみっちゃんの友達に形見分けしたので、遺っていません。すいません。
Commented by isozineko at 2012-02-06 19:38
taroさん:自己満足の出来なので今まであまり出さなかったのですが、最近は少しはましなものが作れている気がしています。
とんぼ玉のカテゴリーで過去のものをまとめてみましょうね。
将来は小さな工房を作って作業を見てもらったり
好きな玉を選んでもらってアクセサリーの手作り体験ができるようなサロンになるといいなあと思っています。
娘がそこでネイルサロンをしながら髪をゆったりなんていいと思うんですけどね。
Commented by isozineko at 2012-02-06 19:50
にいにい:とんぼ玉の工房は沖縄本島にもあるようです。
先生のは浅草で売っているそうだし、琵琶湖のそばの硝子工房も見に行きたいです。
とんぼ玉を習っている人は多いけど、実際それで食べている人って少ないんですって。
作家になると何万円で売るものもあるけど、普通は手間の割りに単価が安いし、格安のは中国製品と張り合わなきゃいけないわけでしょ。
独自のデザインセンスがないとなかなか1本立ちは難しそう。
ブルーのはつぶして帯止めやループタイにも出来そうですよね。
そのうちやってみます。