なんか変?

連日の震災報道に原発事故、避難しているかたがたは寒い中大変なご苦労をされている。
状況が収まったとしても帰る家はないし、被害を免れた農家や漁民にしたところで、作物や土壌が汚染され、船は壊れた上、海までが汚染されたらすぐには立ち直れない。
各地から援助の手が差し伸べられ、ボランティアに行く人、小学生までが小遣いを出し合って義捐金を届けている。
うちの会社でも社員に最低2000円と言う但し書き付きで義援金の回覧が回ってきた。
社外に出ない人はそれで済むが、外回りをする人は出先でカンパの箱を見れば黙殺できないし、いろんな催しやサークルに行っても義援金の箱が回ってくる。
可処分所得の多い独り者はさほど苦にならないカンパも、少ない小遣いをやりくりしている家庭持ちには気の重いことに違いない。
観光地では客足が遠のいて連休でも普段の1割も人が来ないという。
八重山の離島でシーカヤック観光のガイドをしている家族が、収入の中から少しでも義援金を送ろうと話していたら、とんでもない、旅行がキャンセルされて収入もおぼつかない。
田舎のことでアルバイトをするところもないし、どうやって家族の生活を維持しようかと心配していると聞いた。

日本中が大変なときに、何を言うかと言われそうだが、誤解を恐れずに言えばどこかおかしくないか?
被災しなかった地域では普段の生活を淡々と続け、旅行の予定のある人は「いまどき遊びに行くのは気が引ける」なんていわずに堂々と花見でも何でも行けばいい。
年寄りが毎月積み立てた旅行資金で、老人会の沖縄旅行を楽しみにしているなら、遠慮しないで行けばいい。
「毎年家族旅行を楽しみに貯金をしているが今年はそれを義援金に回しました」なんてメールがさも立派なことのように報道されると、退職記念の初めての海外旅行だって遠慮しなくちゃいけない気になるってもの。
人間の体だって、痛んでいないところがちゃんと元気で体力があってはじめて怪我した場所の手当てができると言うものではない?
にぎやかな行事は何でも自粛自粛で、いつもは盛大な八重山の海開きも神女の祈りとささやかな恒例行事だけでいつの間にか終わってしまった。
まるで戦時中の歌舞音曲をつつしんだ時代さながら、ちょっとでも楽しいことをしようと思えば「いまどきそんな非国民」「欲しがりません勝つまでは」とまなじりを吊り上げた人たちが出てきそうな雰囲気。
その時代には生まれていないからドラマでしか知らないけど、それこそいまどき、軍靴の音が聞こえてきそうで逆に怖い気がするんだけどね?
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by isozineko | 2011-03-23 11:55 | こころもよう | Trackback | Comments(9)

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Commented by kattyan62 at 2011-03-24 00:40
同感票  こんな時に派手なことは控えましょうって雰囲気は判るのだけど、当事者の方々の身を自分に置き換えてみると、被害の無いところでは日常的であることが癒され、復興の目標になり頑張れると思うのです。
みっちゃんが逝った当座、暗い顔で来られるとこっちの落ち込んだ気持ちが余計惨めになり、孫が無邪気に遊んでいるのを見て大いに慰めになったもんです。日本中が落ち込んでたんじゃ〜仰せの通り復興資金にまで影響が出ますね。
原子力発電を否定はしないけど、商業ベースでセキュリティーを考えた結果だと思っています。地震対策はしていても津波対策に手落ちがあったとしか思えません。これは或る意味、犯罪だと思ってます。
Commented by mi-bar at 2011-03-25 00:24
今関東では続く余震と原発への不安から買占めに走る人が多く、計画的とはいえない計画停電と節電が追い討ちをかけて、都市全体が沈んだ雰囲気です
これ見よがしに浮かれるのはいただけませんが、普通に経済活動を行わなければ日本全体が沈んでいってしまいそうです
一緒になって喪に服すだけが良いわけではありませんよね!
Commented by isozineko at 2011-03-25 19:03 x
にいにい、mi-barさん、この話周囲の何人かにしてみました。
同感もいたけど、できるだけ静かに派が多かったです。
あんまり悲惨で、出かける気力が起きないのですよと言う人もいました。
人の思いも、痛みの感じ方もそれぞれですからなんとも言えません。
今何が起こっているか分かっておくことは大事です。
でも、自粛自粛でどこへも出ず、テレビにかじりついて被災者に同情しても何の役にも立たないし、無駄に電気を消耗するだけと思うのです。
Commented by kattyan62 at 2011-03-25 23:21
NHKのTVでの募金状況の中で、旅行資金を寄付しますと添え書きがあったそうです。お金を使う目的が遊興のためだとしても経済が動くことが国家の原点ですから、必要なことだと考えています。当然、日本の半分が大変な時に不謹慎だと言う声も聞こえてくるでしょうね。
今日も、近所の爺さんに付き添ってパチンコ屋に同行しました。
台数の2割も居ない客に閑散とした店内に比べて派手なネオンと音楽。
ソファーで待つ間、i phoneの音楽を聴きながら経済を考えてたんです。阪神淡路の時も、地元の商店街でも遊びに来て欲しいと訴えていたのが印象に残っています。
Commented by fu-and-boro at 2011-03-26 19:00
私も静かに派かもしれません、
何も出来ない自分が歯がゆく思ったことも・・・、
でもby isozineko さんのコメントでふっ切れた部分もあります、
そして私のところに訪ねてくださるコメントの中に
  なにもできない自分を責めないでください。
   まだまだ先は長い。
   これから先、まだまだサポートは必要です。
   その時のために、心のゆとりの準備だけ、しておいてください。
   あと、自分には優しく。
   おいしいものが食べられるなら、ちゃんと食べてください。
   悪いことなんてしてないんだから。
 阪神大震災と今回とを経験した僕は、そう思っています。
 みんな強い。僕らも強い。
・・・と言う文章を読んだときも・・・。
私たちは強いのですよ。
Commented by taro012345 at 2011-03-26 23:11 x
震災の周辺にいる身としては、余震、計画停電、必需品の確保とか日々落ち着かない暮らしですから、ホールのイベントもキャンセルだらけです。ホールも停電や余震もあって、近間の予定にはキャンセルをすすめています。
毎日停電が予定されていれば、やむを得ないことではありますが、文化的分野には足が向かないでしょうね。
Commented by isozineko at 2011-03-28 11:11
にいにい、今までの例では、復興が始まったばかりの被災地の商店街や観光地もお客さんを待っている話は、よくTVで見ますね。
わざわざ被災地域に観光に行こうと思わないのが人情でしょうが、行くことが復興につながるのでしょうね。
立場が違えば意見も代わるいい例でしょうか。
でも、さすがに今回は厳しいですね。
Commented by isozineko at 2011-03-28 11:33
おかんさん、コメントうれしかった。
私、昔から感情の表現が下手な子だったのね、自分の経験していないことには親身になりきれないと言うか、覚めたところがあって…。
それに、自分や子どもに何か大事があって心配してもらっても、「大丈夫、大丈夫」が、すぐ口に出てしまう。
人に気を使わせてはいけないという思いと、どうにかなるって先天的な楽天性もあるかも。
それで同情心や人を思いやる能力が不足しているのではないかと思ったりするんですよ。冷たい人間なんじゃないかと…
ありがとう。私も救われたみたいです。
Commented by isozineko at 2011-03-28 11:38
taroさん、そうですね。
文化事業より、先ず暮らしが立つことが先ですから。
余震に計画停電、放射能汚染の方もまだまだ先が見えませんね。
健康第一、ご自愛ください。