平久保の豊年祭と下がり花
8日1日の夕方、お誘いをいただいて先生と3人で平久保の豊年祭を見に行きました
平久保は石垣島の最北端の小さな集落で、市街地からほとんどノンストップの1本道を車で1時間くらい
全校で10人前後の小学校がひとつあります。
ひなびた田舎の村の素朴な祭で、小さな公民館の舞台に登場する人もみんな集落の人か学校の関係者ばかり
街中の古式ゆかしい豊年祭と違って、本当に素朴な祭でした
昔から村の神様にお供えするスーナという和え物や、豚の血を混ぜたチーイリチーという肉料理などのおすそ分けをいただきました
その後、みなさんと下がり花見物
咲き遅れた1本の木が見ごろで素晴らしい香りです
月もなくて、車のライトを消すと、空にはおびただしい星
天の川がゆったりと流れています
やっぱり北部の空はきれいだね~とみんなでしばらくは星座観測でした
実は集落を外れた山の中に下がり花の1大群落があって、最近少し手を入れて入り口を作ったそうです
先日案内していただいたのですが、圧倒されるほどの下がり花の群落でした
新しいつぼみや実も下がっていて、林床の湿地には落ちた種から無数の芽が出ていました
最盛期の写真を見せていただきました
周囲はジャングルで、この群生地に入るともう西も東も分からなくなります
下がり花の群生とは知らずに地元民が手放し、一帯は本土資本が買い占めているのだそうです
知人は議員や市関係者を巻き込んで、ここを1大観光地にしてなんとか残せないかと画策を始めています
by isozineko | 2010-08-02 18:53 | 季節便り | Trackback | Comments(4)
天の川を見れたのは子供時代で、此処でも残念ながら見る事ができません。
蛍と下がり花が共に見れたら見事でしょうね。
夜に咲いて朝には散る花なので、時間的精神的余裕がないと見に行けません。
今はそういうことのできる時代になったということなのかもしれません。
天の川は、人家の明かりの少ないところなら、そちらでも見えるのではないですか?月が出ていない時間帯でないとだめですよ。